失敗しない住まい探し
■良い住まいとは?
そもそも良い「住まい」とはなんなのでしょうか?雨風しのいで寝食をするだけの場所?眺めるだけで、ただかっこいいだけの建物?建築家が一生懸命考えた作品?確かに住まいとは、住む家や所を言いますがそれだけではないと思います。
住まいには住む人の個性があり、住まいはその人個人だとも言えます。それは、「住まい」という言葉が建物や土地だけでなく、環境や立地、住んでいる人の感覚まで含めた総合的なものだと思うからです。
テレビで宣伝しているようなすごく立派な家を建てたり、希望の条件を全て入れて借りたとしても、環境が悪かったり生活に不便だったりしたら、良い住まいと言えるでしょうか?そう思わない方が自然じゃないでしょうか?
立地、環境、閑静、日当たり、交通や買い物の便利さなども考えた上で、実際の生活をした時に満足を得られるものそれが「良い住まい」だと思います。
もちろん、誰でも予算は限られています。その中で最大限の満足を得られるものを探すのが、良い住まいを見つけるポイントです。
ただ、満足といっても人それぞれ価値観がちがいます。静かで緑の多い場所が理想な人もいれば、商店街が近くにあって便利なところが理想な人、シェアハウスでみんなと楽しく過ごしてみたい人。「良い住まい」とは、あなたにとって良い住まいであればいいのです。
あなたは「住まい」に何を求めますか?住まいを探し始めたばかりの方は、漠然としたイメージは持っていますが、具体的な像がはっきりしないものです。情報を収集したり、実際に物件を見ていくにつれ何を住まいに求めるのかが固まってきます。そうなれば自分にとって理想的な「良い住まい」が探せるようになります。
■自分の希望(条件)は?
あなたにとって「良い住まい」とはなんでしょうか?
場所・駅からの距離・土地の形状・道路・土地や建物の広さ・日当たり・生活環境など条件はさまざまあります。基本的に各条件の内容が良くなる程、価格や賃料が上がります。
具体的な希望(条件)がはっきりしない場合は、どうしても譲れない点、少しは妥協できる点などを前もって書き出しておき各条件に順位をつけておくと物件探しがスムーズに進みます。あとは、物件を実際に見て回ることが重要です。
■不動産会社を選ぶ
世の中にはたくさんの不動産会社があります。高崎に限っても何百社もの業者があります。その中でどの不動産会社を選べばよいのでしょうか?
テレビや雑誌などで見たことのある大手の不動産会社?毎週ポストに広告が届く不動産会社?不動産会社の選び方などの本や雑誌もありますが、最も大事なのはひとつだけです。
きちんとしていてあなたのことを思ってくれる営業マンを探すことです。
大手の不動産会社も、ネームバリューがあるため経験豊富でさまざまな知識を知っているようにも思いますが、あなたと直接やり取りをする営業マンはそうとは限りません。既に大手の営業マンに依頼されている方もいると思いますが、本当に最適な物件へと導いてくれるのかと疑問に思うこともあるかと思います。
賃貸のお部屋・店舗探しなどではよくあるのですが、自社で扱っている物件より、他社で扱っている物件のほうが、お客様の条件を満たしている場合もあります。しかし、手数料が両手にならなかったり面倒があると紹介してくれないこともあります。
きちんとしていてあなたのことを思ってくれる営業マンならば他社で扱っている物件も紹介してくれるはずです。
良い営業マンに出会うことは、良い物件に出会えることなのです。
■きちんとした営業マンとは?
・あなたの話を聞いて理解をしている
お客様にもっとも最適な住まいをご紹介するには、条件や周辺環境等を詳しく聞いて理解していなければなりません。人の話を聞かずによくしゃべる営業マンは避けましょう。
・データに詳しく、不明なことは調べて報告をする。
土地や家賃の相場、物件の情報、建築の内容、ローンや税金に詳しいとお客様に具体的に説明ができます。とは言え、全て完璧に知っている人はいませんので、不明なことはうやむやにせず調べて報告をしてくれる営業マンにしましょう。
・提案ができる。
なかなか希望の条件に合った物件が見つからず、探せる期間も少なくなってきた場合等に、希望条件や周辺環境の優先順位などを変えて提案することにより、気に入って頂ける物件に巡り合うこともあります。その結果、考えが変わり、最初探していたものと全く違う物件に決めたなんて事は、意外とあります。
・押し付けない。
人それぞれ好みやこだわりがあり、他人には伝わりづらい部分もあります。だからと言ってそこを無視して、価格や賃料が安いから「いい物件」などと押し付けてくる営業マンは避けましょう。
・長所のみならず短所も説明してくれる。
営業マンは当然に物件の良い事しか言いたくはありません。しかし、物件を少し見ただけではわからない事もあります。例えば、決まった時間に工場が稼働して騒音があるや、前面道路は大型車がよく通るなど、こういった短所も自ら伝えてくれる営業マンを選びましょう。